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【ガイアの夜明け】2015年7月15日 それでも働き続けたい…~認知症と仕事…両立できる時代 ~ ①

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さて、今回は「【ガイアの夜明け】2015年7月15日 それでも働き続けたい…~認知症と仕事…両立できる時代~ 」についてお伝えします。

認知症の患者が増えている…どうやって診断するのか?

今日の日付は?
何曜日ですか?
何年の○月ですか?
このような手の組み方はできますか?

私であれば、この質問は簡単に答えられます。※平成何年はちょっと忘れがちですが…
このように、いくつかの質問をしてどの程度進行しているかを確認するそうです。
また、アルツハイマーは「物忘れ」と共に「空間把握」が難しくなってくるため、「手の組み方」なども質問事項に入っているとのこと。
様々な質問があり、30点満点で23点以下だと認知症の可能性が高いそうです。
しかし、この質問だけで「認知症」とは診断できないため、ここから詳しく診断を開始していくそうです。

現代では、若年性(64歳以下)認知症も増えてきており、社会問題化をなっている。

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「アルツハイマー」41歳の会社員 どうやって仕事を続けている?

仙台市に住む41歳の会社員。約2年前に若年性アルツハイマー型認知症と診断されました。
勤務先は、ネッツトヨタ仙台。営業職だった彼ですが、現在は「人事・総務」を担当しています。

彼が、ある書類をコピーしている際に
「これは、どのような書類ですか?」
と質問してみるが、
「わからない」
とのこと。

数分後、同じ質問をしてみると、
「エンジニア評価表です。」
とはっきり答えることができる。
彼は、こう話します。

人の顔と名前、ちょっとした単語をポンと忘れるんですよね。一番最初は顔ですね。同じフロアで働いている人の名前も今でもたまにパッと忘れるんですよね。そして、人事表を見て「あれっ?」と思うんですよね。いつもいつもではなくて「パッ」と忘れるんですよね。

彼は、仕事を始めるときに「ノート」を開いてから仕事を始めます。
そこには「すべてのマニュアル」書かれているのです。
どこで印刷するか、印刷はどこのプリンターから出てくるか…事細かに書いてあります。
仕事の手順を忘れても、すべて書いてあるため、やるべきことがノートでわかります。

次は「やったかどうかを忘れてしまう」ために別のノートへ書き込みます。

このように自信のハンデを補うために、様々な工夫をしていました。

今では、ほかの社員もこのやり方を参考にしているとのことです。

彼は「記憶障害」はあれど「思考力などの低下などはない」ため、仕事が出来ているといいます。
彼の上司も「特に問題ない」と判断されていました。

彼が異変を感じ始めたのは約6年前。
お客様へカレンダーを配りに、ご自宅へ伺うのですが、玄関先まで行くと、部屋番号を忘れ、車に戻りチェックし、そしてまた忘れ…最後には紙に書いて…ということがあったそうです。
そして、2年前に病院へ行き、1か月半の診察を経て「アルツハイマー型認知症」だと診断されたそうです。

仕事ができなくなる…
と不安に思った彼ですが、社長にアルツハイマーであることを報告した時、
「身体は動くんだろ?机を運ぶ仕事とかもあるし…」
と社長は言ったそうです。

社長は、なぜ、仕事を続けてもらうよう言ったのかを取材してみると、

彼だけではなく、病気に倒れた人間が頑張って、会社に戻ってきて働けているということは、ほかの人にとっても、自分がもしもの時もここで働けると思えることは社員にとっては安心できるのではないかと思っていますよね。

社長は、社員が安心して働ける環境づくりを考えていました。
病気に倒れても復帰して力を発揮できる。

彼は、そんな象徴になっている。

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